Q1 西川産業に入社したきっかけは?
繊維の街、城端で働く誇らしさ。
前職はまったく別の職種で、家の下に打つ杭だとか、コンクリートの二次製品をつくっていました。城端で生まれ育って、2人の子どもができた今でも城端に住んでいますが、前の職場は片道一時間弱。幼い子どもとの時間も大切にしたかったし、やっぱり地元で働きたいという思いもあったので、当社を志望しました。城端といえば繊維の街。伝統ある仕事に携われるのは誇らしいですね。
Q2 主にどのような仕事をされていますか?
止まった機械の原因を突き止め、再稼働させる。
織物をつくる機械のオペレーターをしています。機械は24時間稼働しているのですが、何らかの原因で停止してしまいます。原因はいくつかありますが、設定した長さに達して仕上がっていれば、織物を切り離して検査室へ運びます。ヨコ糸がなくなっていれば補充をし、トラブルがあれば問題を突き止めて修復します。トラブルには糸同士がからまっていたり、部品に異常があったりとさまざまなケースがありますね。基本的に織るのは機械ですが、細かい手作業も多いです。 また、1 日何メートル織ったかという出来高を記録して、生産量を管理しています。最近では課の勤務計画表の作成も任されるようになりました。若手でも頼りにしてくれる職場です。
Q3 仕事のやりがいとは?
誰もが知る海外ブランドにも
認められるものづくり。
工場で働いていると、自分のつくった製品がどうなるのかあまり想像できないんです。でも朝礼で、誰もが知っている海外のファッションブランドの方が試作品を見にきたとか、そういう話を聞くととても誇らしいです。前職にもやりがいはありましたが、地下に埋められるものなど目に見えないものでした。それが今度は目にふれるものになり、しかも世界を驚かせている。かっこいい仕事だと思いますね。
Q4 西川産業のいいところとは?
「どんどんチャレンジしなさい」と言われる環境。
大きなミスをしてしまったとき、社長から「自分ひとりの失敗で会社が潰れることはないから、どんどんチャレンジしなさい」って言われて。すごく楽になったし、うれしかったですね。やりたいと思ったらやらせてくれるし、なんでも聞いたらちゃんと教えてくれるし、困ったら助けてくれるし。ガッツさえあればどんどん成長できる環境だと思います。
Q5 プライベートの過ごし方は?
早番の日は、
子どもたちとたっぷり遊ぶ。
織布課のオペレーターは、早番(6:00 ~ 14:15)と遅番(13:30 ~ 22:00)の二交替制です。早番の日は、2 人の子どもとよく家の庭で遊んでますね。子どもたちも家に帰ると僕がいるので、遊んでほしいとせがまれて。時間が合えば保育所に迎えに行きますし、遅番の日は送ることもあります。交替制は不規則にもなりますが、うまく使えばこれまで有給を使わないとできなかったこともできるし、プライベートな時間は確実に増えましたね。
Q6 今後の目標はありますか?
一人前の機械エンジニアになりたい。
まだまだ先輩に聞いてばかりの半人前なので、しっかりと自分の判断で機械をまわしていけるようになりたいです。オペレーターがめざす次のステップは、作業全体を把握して、機械のトラブル時にもメンテナンスや部品交換ができるエンジニアです。今も時間を見つけては先輩に新しい仕事を教わっていますが、しっかりと勉強して、自分がいないとだめだという存在になりたいです。
1日の流れ(早番の場合)
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機械の再稼働
停止した機械を見つけて原因を解明し、再稼動させる。
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朝ごはん
愛妻おにぎりが1日の活力に。
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出来高確認
1日に何メートル織ったかを記録し、生産状況を確認する。
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機械エンジニアの勉強
先輩に新しい仕事を教えてもらう。
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勤務表作成
月末には課の勤務計画表を作成する。
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退社
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機械の再稼働
停止した機械を見つけて原因を解明し、再稼動させる。
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朝ごはん
愛妻おにぎりが1日の活力に。
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出来高確認
1日に何メートル織ったかを記録し、生産状況を確認する。
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機械エンジニアの勉強
先輩に新しい仕事を教えてもらう。
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勤務表作成
月末には課の勤務計画表を作成する。
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退社
製造部紹介
準備課
織物は、タテ糸とヨコ糸を織機という機械で組み合わせることでつくられます。準備課は、そのタテ糸とヨコ糸を織布課に供給する役割を担っています。織物の品質を決める、西川産業の心臓部です。
織布課
織布課の役割は、品質の良い織物をより多く生産することです。機械の稼働状況を確認してまわり、ヨコ糸の補充や生産量の記録のほか、糸のもつれや部品故障などトラブルの際のメンテナンスを行い、ミクロン単位の糸を扱う繊細な作業のため、熟練の職人技が求められます。